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中村馬之介

フェティシスト/マゾヒスト

10歳の頃より人間馬に惹かれ、以来、半世紀に渡りSMとフェチズムの世界に取り憑かれている。自分の妄想の世界観を限りなく現実に取り込むべく、いろいろな道具を創意工夫して制作。
BD、SM、SD、FTなどを理論的に考えるのが好きで、自分を見失わないように自分の立ち位置を考えている。
机上の理論派ではなく妄想や理論に基づいた実践派。

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中村馬之介: TeamMember
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作 品 紹 介

(1) ハーネス

ハーネスを作り始めたのは今から40年以上前のことになります。

人間馬になるとき速さと高さを得るためには四つ足ではなく二本足の肩車式の馬になるしかないと思い、どの様な馬具にしたら良いかを考えました。

当時はまだネット環境などはなく海外からの情報も中々入手出来ませんでした。

参考になったのは、スタントンやエネグなどのSMイラストでした。

試行錯誤を繰り返し、改善改良を施して今の形になるには10年近い歳月を費やしました。特に大変だったのは鐙を着けるベルトをどの様に着けるのが最適かを見つけ出すことでした。馬と人間では体の構造が違うので、騎手が足を動かしやすくする位置を探していました。

(2)拍車

拍車は馬の腹を蹴って騎手の意思を馬に伝える道具です。

今回展示する4種類のものはオリジナルは既存の物を入手してそれぞれ人間馬に合うようにカスタマイズしてあります。


元々は乗馬靴やウエスタンブーツに付けるもので、セッション用のブーツとはサイズや構造が違うのでそこを合わせるところから始めました。


本来の拍車はここまで尖ってはいないのですが、セッション用に先を尖らせています。

馬術用の拍車の先端は鋲を尖らせて付けたり、革の縫製用のルレットの先端を付けたりして作成してみました。

拍車で蹴るとどうしても拍車傷ができますが、先が尖っている方が傷は治りやすいし騎手の意思も伝わりやすいのでこの形にしてあります。

本ハーネスは部分的に取り外したり、他の物を組み合わせたりして多機能ハーネス仕様になっています。


手綱や銜などの顔の部分は自分の顔に合わせて作成しています。

ここでの課題は銜の素材で、ラバーやチェーンなど色々試してみましたが、最終的には木材になりました。

銜の先端はパイプ椅子の脚に付いているラバーサックを利用しました。

(3)CBT用踏みつけ台
   (コック・アンド・ボール・トーチャー. Cock And Ball Torture) 

 素材はラバーで作ってあります。

 単純な圧迫ではなく剣山で挟み込むところから考えてみました。

一番の問題点は上部のラバーの材質選びでした。

硬いラバーだと上から踏んだ時に上部の全体が上から下にいかず横に曲がってしまいます。最終的に選んだ素材はウェットスーツ用のラバーで、これだとしなやかに 動きます。

底と上部には6ミリの釘が打ってあります。最初は10ミリで作成しましたが、実用するにはちょっとキツ過ぎるので、8ミリ6ミリと短くしていきました。

使用時に出し入れをしやすくするために上部を長めに作り、ローラーを付けて操作をしやすくしてあります。





(4)CBT用ステンレス拘束具

   本体のオリジナルは海外で販売しています。

ここまでハードではないので、元々ついていた鋲を外してネジ釘を利用することにしました。

装着したあと付属のドライバーでじっくり締めていくことができます。

構造的には中心の空白部分が全く無くなるまで締められますが、流石にそれは無理なので何処まで耐えられるかも一興です。

鍵が付いている部分をフックに変えてハーネスに付けることも可能です。

中村馬之介: 概要
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©2022 by アートにみるフェティシズムとディシプリン。Wix.com で作成されました。

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